西尾維新・著、 TAGRO ・イラスト、講談社ノベルス。
7月27日(日)読了。

修学旅行券卒業旅行として、病院坂黒猫と櫃内様刻は二人でロンドンへと向かうこととなる。
しかしそれは、黒猫の親類の笛吹という男の依頼を兼ねてのことだった。
それでも存分に観光を楽しもうとする黒猫と様刻は思いも掛けない事件に遭遇することとなった……

いやはや、確かに、これは本格ミステリ、と行ってもよいのでしょうな。ですがそれだけに、非常に楽しい作品ではあったのですが、内容は全く持って語りようがないです。というか、ネタバレずに語るのが非常に難しい作品と思います(;^^) 古典的な手法を敢えて今使ってみたような実験的な作品というか、2作品ほど有名どころを想い出しますが、それを上げた時点でネタバレでしょうから語りづらい……

しかし、黒猫ってこんなに魅力的なキャラでしたっけ? もう『きみとぼくの壊れた世界』読んでから大分経つ上にこの作品の特殊な性質のためにすっかり分からなくなってしまいました(;^^)

そんな訳で次は予定を変更して急遽半ば記念購入だった『きみとぼくの壊れた世界』(ハードカバー版)です。

きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス)

西尾 維新
出版社:講談社
発売日: 2008-07-08