西野かつみ・著、弧印・イラスト、MF文庫J。
10月19日(日)読了。
美乃里の奸計により、遂にすべての<八龍>を目覚めさせたちずる。
丁度時を同じくして、耕太はちずるが囚われた薫風高校に到着する。
果たして、耕太は数々の敵が待ち受ける中、ちずるの元へとたどり着けるのか……
うむうむ、広げた風呂敷が美事に畳まれましたねぇ。今回は立派に少年漫画的な燃えだったと思うのですが、世間的にはどうなのでしょうねぇ。アニメとかでもデフォルメされてエロ部分がクローズアップされたりしてますが、日本神話を下敷きにしながらそれにエロネタを交えつつも世界観にあった解釈を成立させてしまう勢いがこの作品の魅力だと思います。まぁ、作者がシリアスよりの話をしてしまってフラストレーションを爆発させてるとかいうのもまた持ち味(;^^)
今回で仄めかされてきた大きな謎はすべて答えが与えられましたが、次からはまた日常に戻るようなので楽しみです。というか、妖怪サイドの話だと、人間サイドの出番が減りますからね。朝比奈さんとたゆらの純愛路線はどうなるのか? 今後の見所はきっとそこに違いありません。
とまぁ、そんなところで次は『ゼロの使い魔15~忘却の夢迷宮《ラビリンス》~』です。