ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、MF文庫J。
10月20日(月)読了。

遂に”聖戦”が発動し、ロマリアはブリミルの名の下にガリアへの進軍を続けていた。
度重なる”無能王”ジョゼフの凶行にガリアは内部崩壊を始め、軍の実に半数がロマリアに寝返る。
それでも、大国ガリアは士気は低いモノの兵力では未だに優位。
そのため、戦局は膠着しカルカソンヌ北方のリネン川を挟み両軍の睨み合いとなっていた。
ロマリア軍と行を共にしていた才人達一行も足止めとなるが、その戦局を動かす陰謀が蠢いて……

いやぁ、これはこれは面白くなってきました。盛り上がりますねぇ。
前巻の一件で絆を深めたサイトとルイズの予定調和なドタバタはあるモノの、世界情勢は大きく動いています。
特に、”聖戦”と止めるべく取ったアンリエッタの外交策はよいですねぇ。本当に立派な女王ですな。
でもまぁ、今回は舞台と状況から主役は彼女です。その人生の大きな節目となり、今までよりも大きな存在感を今後は出してきそうですね。何はともあれ、もうこれからの展開は目が離せないです、はい。

とまぁ、そんなところで次は『魔女ルミカの赤い糸4~白き雪の愛~』です。

ゼロの使い魔〈15〉忘却の夢迷宮(ラビリンス) (MF文庫J)

ヤマグチ ノボル
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2008-09