赤松中学・著、こぶいち・イラスト、 MF 文庫 J 。
10月22日(水)読了。
凶悪化の一途を辿る犯罪に対抗すべく、生まれた武装探偵、通称『武偵』。
その警察にも匹敵する権限を持つ武偵を養成する東京武偵高校に通う遠山キンジは、通学バスに乗り遅れたある朝、衝撃的な出会いを経験する。
空から舞い降りた少女。
『武偵殺し』と呼ばれる事件に巻き込まれた彼を救ったのは、神崎・H・アリア。
その事件を通じて、キンジはその特異体質もあって彼女に目を付けられることになって……
『アストロノト!』の作者の新シリーズ!
いやはや、期待通りの楽しい作品でした。『武偵』という設定に古今東西のミステリやら何やらをミックスして面白い世界観になってます。その辺りの配置も上手いですねぇ。まぁ、アリアに関する一つの謎はミステリ好きで語学が得意な身では目次がネタバレになるという悲しいオチですが、本来この読者層に濃いミステリ読みは少ないからこのぐらいが丁度いいんでしょうね(;^^) そういうバランス感覚でも興味深い作品でした。
今回は導入としてキンジとアリアの立ち位置を明らかにしつつ、次に繋がる内容でした。引きもよかったので否応なく次巻が楽しみになります。
そんなところで、次は『丸鍋ねこ改造計画(仮)』です。