七位連一・著、ぱこ・イラスト、 MF 文庫 J 。
10月23日(木)読了。
無表情だが可憐な容姿に男子人気の高い丸鍋ねこという変わった名前の少女が居た。
今日もまた、無謀な男子が無碍にその告白をはね除けられた。
そんな彼女の異名はそのガードの堅さから『要塞』。
しかし、だからこそ燃える男も居た。
そんな彼女の在り方を変えたい。
春田リクは、だから『丸鍋ねこ改造計画』を発動したのだった!
前作とのギャップが激しいと見せて根っこの部分は通じてる、そんな気がするコメディでした。
なんでしょう、人間の嫌な部分がよく見えてる人って印象ですね、この作者。
今回は、だからこそいい部分を描こうってところが好感が持てました。
プロット自体はありがちなんですが、色んな意味で容赦のない心理描写で登場人物達に感情移入しやすかったですねぇ。特に、春田リクのいい意味での馬鹿さは好ましいです。ああ、確かに、こういう奴は世の中に必要だよなぁ、と思ったり。まだ続きそうなんで追いかけていきたいと思います。
とまぁ、そんなところで次は『もふもふっ珠枝さま!』です。って、実質『神様のおきにいり』の続きなんじゃないかと思うんですが(;^^)