山川進・著、よし☆ヲ・イラスト、ガガガ文庫。
1月26日(月)読了。

既に脚本の仕事もこなす才媛にしてミステリ研究会会長、高屋敷里見。
しゃべりさえしなければ美少女なゴシップ脳の持ち主、水無月杏子。
慈愛に満ちたマイペースな性格が時に天然の魔性となる生徒会長、由井珠緒。
名脇役として頭角を表しているクールな副生徒会長、加賀雅弥。
野心だけは誰にも負けないけれども裏目ばかりの空回り男、唐木亘。
『謎の転校生』として颯爽と歌劇学園に現れた美少女(?)、小旗真白。
この男女六人に与えられた使命は、一つ屋根の下での共同生活をしながらの『ゲーム』だった。
勝利者には、正月特番の主役の座が与えられると言うことで、それぞれの思惑が動き出し……

うむ、これはよいミステリ風ライトノベルですな。純粋なミステリとして読んだら相当反則的な内容ではありますが、これはこれで作品の性質が活きていてよかったですねぇ。世界観の勝利とも言えるでしょう。このシリーズは色んなキャラで話が組めるのでこういうことには向いてますな。今回は完全に雅弥が主役になってますし。で、新キャラ、ミステリ研究会会長の眼鏡っ娘の里見も非常によいキャラです。今後の活躍に期待できます。

とまぁ、御華詩の性質上詳しくは語れないのでこの辺にして、次は『生徒会の四散~碧陽学園生徒会議事録4』です。

学園カゲキ 5 (ガガガ文庫)

山川 進
出版社:小学館
発売日: 2008-11-18