高遠豹介・著、油谷秀和・イラスト、電撃文庫。
2月6日(金)読了。
半ばノリで春菜の親友の沙紀を交えて遊園地へ遊びに行くことになった神一郎達。
沙紀のリードで足の不自由な春菜も楽しめる楽しい一日を過ごしたモノの、最後の最後で強力なハテビトが現れてしまう。
苦戦する神一郎と美琴の元に、不意に現れる助っ人。
それは、かつて戦った北欧勢力のハテビト、レッテだった。
しかも、何故かレッテも部下と共に神一郎達と共に春菜の家に居候することになって……
いやはや、気軽に読める素敵な御華詩ですねぇ。ノリがよくて泣いて笑って楽しめる、よいエンターテインメントですな。
本来、神一郎の背負っているモノはもっと深刻になってもおかしくないんですが、漫才がいい緩衝材になっていますね。そして、家族として、それ以上として、人とハテビトが共にある在り方についても問うていたり居なかったり。今回の御華詩にはそういう一面もあったように思います。どこかで決定的な事実が明かされることになるとは思うのですが、それがどういう形になるのか楽しみに読み続けたいと思います。
……で、相変わらず表紙に主人公的な神一郎と美琴を出さず、しかも一見誰か解らないキャラを出してますね、この作品(;^^)
とまぁ、そんなところで次は『とらドラ! スピンオフ2 虎、肥ゆる秋』です。