竹宮ゆゆこ・著、ヤス・イラスト、電撃文庫。
2月12日(木)読了。
食欲の秋。
いつでも旺盛な食欲を誇る手乗りタイガーこと大河もその小さな体のどこに入るのか、今日もたっぷりご飯を食べていた。
だが、竜児は少し気になっていた。
最近、大河のファッションがいつものフリフリフワフワなモノではなくユニクロになっているのだ。
ついつい目を逸らしていたが、それも長続きするわけも無く、突きつけられる事実。
……小デブ?
こうして、大河のダイエットが始まる!
とまぁ、サブタイトル通りの『虎、肥ゆる秋』、愛すべきバカ春田の理想の出会いを描いた『春になったら群馬に行こう!』、あの夏の旅行の後、いよいよ新学期が近づいた日の竜児と大河の一幕を描いた 『THE END OF なつやすみ』、収穫を間近に控えた「高須農場」を容赦なく襲う台風の日を描いた『秋がきたから畑に行こう!』、三十路独身としてすっかり定着した担任恋ヶ窪ゆり先生の若き日を描いた『先生のお気に入り』の5編の短編集でした。うん、どれも本編を補完する内容で非常に楽しい御華詩でした。特に、ゆり先生の御華詩はいいですねぇ。ホンマにええ先生です。報われないですが(;^^)
と、そんなところで次は『狂乱家族日記 拾壱さつめ』です。