本田透・著、桐野霞・イラスト、 GA 文庫。
2月18日(水)読了。
夏休みも半ば。
どうにか第2作の続刊にも目処が立ったモノの、筆が進まない剣。
ひょうんなことから同じく筆が進まない先輩作家である多々湖と共に山奥のホテルで缶詰合宿をすることになった。
八雲と会えなくなることを残念に思ったのもつかの間、多々湖との創作論の対立から八雲も巻き込んでの合宿となったのだった。
現実の恋と作品の恋、二つの間に見いだすモノは……
ラブコメですねぇ。本当に王道ですな。若干、多々湖のキャラが掴みづらいですが、まぁ、そういうキャラということで。
少しずつ素直になって、でも、言えなくて、そんな微妙な心情が可成り暴走というか妄想気味に描かれているのが心地よいです。
市古の心情とか切ないですねぇ。上手く、作中作と作中人物を絡めてるなぁ、と感じます。
次からは更に踏み込んで今まで触れずに目を背けていた部分に進んでいくのか、気になるところです。
とまぁ、そんなところで次は『灼眼のシャナ ⅩⅧ』です。