内山靖二郎・著、真田茸人・イラスト、MF文庫J。
3月2日(月)読了。
ひょんなことから稲村家の家神と智宏の学校の守り神を珠枝さま。
とは言え、学校には智宏と共に登校して前任のマドカとお茶のみ話に興じているだけだった。
そんな折、珠枝に智宏の好みを尋ねる女生徒が現れる。
お供え物に懐柔されてか、その願いを聞き入れるのだが果てさてどうなることやら……
前回ですっかり学園モノとしての体裁が整えられて今回もドタバタラブコメ的展開が繰り広げられます。
その辺りはオーソドックスな構図ですが、そこに妖怪と人間の存在の違いに踏み込んだ部分があるのがよいですねぇ。
タイトルからして気が抜ける擬音ではありますが、その実、妖怪やら神様の在り方に関してはシビアで妥協がありません。今回も、のほほんとしてるようで裏では相当厳しい状況を孕んでいたりします。そう言った妖怪と人間のギャップをギャップとして、互いを知ることで智宏がどうにか折り合いを付けていくのが一つのシリーズの骨子なのかもしれませんね。
とまぁ、そんなところで次は『丸鍋ねこ3 白崎チカ王政復古(殴)』です。