ヤマグチノボル・著、兎塚エイジ・イラスト、MF文庫J。
3月10日(火)読了。

ガリアの狂王ジョゼフの野望を美事挫いた才人達は、それぞれに多大なる名誉と褒賞を与えられる。
特に、才人は平民から貴族になり、多数の功労を与え今や伝説的な救国の英雄と言っても差し支えない存在となっていた。
学園での平和な日々が戻り、ルイズと暮らすべく屋敷を探す才人だったが、どうもルイズの様子がおかしい。
実は、ルイズはルイズで才人のことを想う余り、大きな不安を抱えていて……

遂にここまで来たのですねぇ。ジョゼフとの戦いで虚無を巡る争いは一段落して、日常に戻るのですがあれだけの戦果を上げて日常に戻れる筈も無く、多くの柵が産まれています。そんな状態を上手いこと描いてますねぇ。ルイズと才人の立ち位置も大分変わってきましたし、平和なら平和で大変なことはあるものですな。
とは言え、ここがターニングポイントというか着々と新たな波乱の予感がちりばめられていたのでまだまだ楽しめそうで嬉しいことです。本当に盛り上がってきてるので次も楽しみです。

とまぁ、そんなところで次は『ぴにおん2』です。

ゼロの使い魔〈16〉ド・オルニエールの安穏(ティータイム) (MF文庫J)

ヤマグチ ノボル
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2009-02