樋口司・著、タカハル・イラスト、 MF 文庫 J 。
3月11日(水)読了。
佐々木与四郎は『普通』にあこがれていた。
それというのも、彼が人とは違う力を持っていたからだ。
しかも、相当に使えない能力だから性質が悪い。
だが、そんな彼に大きな転機が訪れた。
とある事情から何人もの美少女から結婚を迫られることになっていた。
嬉しいことではあるのだが、その中から一人を選ばないといけないのは大きな悩みで……
前巻よりも地の文の嘘は無くなって読みやすくなり、内容的にもラブコメとして押さえるとこは押さえた感じの御華詩でした。今回はヒロインの一人、ナナが中心となる御華詩で、シリーズとしての今後はヒロイン一人ずつに絞って色々話を転がしていくのかなぁ、と感じたりもしました。
ただ、どうにも2作目で苦労しているのが感じられる内容でもありました。『ミサキの一発逆転!』同様、灰汁に当たる部分が抜けてしまっていて読みやすくなった反面、面白味も減少しているように思います。この辺りは3冊目でどうなるか、ってところですねぇ。設定自体は面白いので続きは読んでいきたいと思います。
とまぁ、そんなところで次は『やってきたよ、ドルイドさん!2』です。