一人の優秀な怪造学者が惨殺された。
怪造学会執行部長、空井滅作は単身その捜査の為に現地を訪れた。
その地は、不知野。
怪造学にとって重要な土地であり、また滅作にとっても特別な地である。
禁断の土地で、滅作を待ち受けていたのは……

『アンダカの怪造学』の過去話。親父が格好良い時代の御華詩ですな。
様々な人物の過去が描かれ、この大人達が繋いだモノを伊依が受け取っていく、そんな流れを感じられる御華詩でした。特に、滅作が何故ああなったのか、その辺りはよいですねぇ。ついでにどこのギャルゲーの主人公なんだ、というぐらいの状態ですね(;^^) まぁ、その辺りはアンダカの最終巻でも明かされていますが。また、ジグがああなる理由も、想像するしかないですが何かいい感じの理由が思い浮かびますねぇ。これで、アンダカの世界は本当に一段落ですな。寂しいような嬉しいような、そんな読後感です。

で、次は『這いよれ! ニャル子さん』です。このコンセプトは既に幾つか作品がありますが、それでもインパクトあるタイトルですねぇ。

ジャンクガール・ジグ (2)負け犬たちの村 (角川スニーカー文庫)

日日日
出版社:角川グループパブリッシング
発売日: 2009-04-01