大迫純一・著、忍青龍・イラスト、GA文庫。
5月1日(金)読了
ちょっとした悪ガキを取り戻す一仕事を終えた時だった。
現場から立ち去る刹那、セブンが突如倉庫の中へと消える。
誰かが居るというのだ。
遅れて倉庫に入ったレオンは、そこで一人の幼い少女を見つける。
服も体も汚れきってしまった少女は、しかし、レオンを見てこう言った。
「パパ!」
ううむ、やはり渋いですなぁ。かつての契約楽士の面影を持つ少女を巡る物語。それは、数多くの女性楽士と契約を結んでは破棄を繰り返してレオンガーラ・ジェス・ボルウォーダンという精霊の過去の一端に触れる御華詩でもありました。
人間と精霊の生きる時間の違いは他のシリーズでもよく出てくる話題ではありますが、レオンの場合はその特殊性から思いモノがありますな。今後、どう進展するのか? 既に表紙時点で衝撃的な続きは確保済みなのでもう少し他を読んでから読みたいと思います。
とまぁ、そんなところで次は『タバサの冒険3~ゼロの使い魔外伝 』です。