星家なこ・著、平つくね・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月10日(日)読了。
桐生慎太郎はある日の学校帰りに、二刀流の少女に襲われていた。
『一色』と呼ばれる絶対的な力を持つ王の位を巡る戦いのためだ。
己の宿命を知りながらも、同じ学校の少女との戦いに戸惑いを隠せない慎太郎。
どうにか攻撃をやり過ごして時間を稼いでいると、彼の前に突然美しい少女が現れた。
その言葉に撤退を決めて、戦線を離脱する。
それが、慎太郎とイリスの出会いで……
能力バトルモノとしては非常に手堅い内容の御華詩ですな。
ある超越的な力を求めて特殊な力を持つ者達が相争う。
そんな中で、戦う決意はあっても覚悟の無い少年が如何にして覚悟を決めるか?
そういう御華詩と言えましょう。
ちょっとご都合主義が過ぎる気がしますが、構造が分かり易い御華詩なので解析してみると勉強になるかもしれません。
というところで次は『”文学少女”見習いの、初戀。』です。