榊一郎・著、神無月昇・イラスト、GA文庫。
7月21日(火)読了。
ユギリ姉妹の一件も片付き、フォロンとコーティカルテが変わらぬ日常を過ごす頃。
世間にはジワジワとテロの脅威が広がっていた。
様々な国で同時多発的に発生するテロに、コーティカルテの表情は優れない。
そんなコーティカルテの様子にフォロンは過去に何かあったのではないかと思うのだが、言い出せずに……
キネティックのノベライズ第4弾。恐らく、挿絵から後編の方に入りましたな。
今回は過去絡みでフォロンとコーティカルテの関係がまたまた揺らぐ、そんな御華詩ですな。まぁ、既に答えは知っているわけですが、ここからどんな風にその話に繋げていくのか楽しみです。
また、端々で語られる『神曲とはなんぞ?』ということに関する各人の考え方は非常に興味深いですねぇ。これは、あらゆる表現に共通することで答えは無いんでしょうが、心がけるべきは共通しているというか。合唱という形で音楽に携わる身としては、いつもいつも読む度に思い出さされるモノがあります。
とまぁ、そんなところで次は『ぱんどら』です。