山形石雄・著、前島重機・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
8月21日(金)読了。
解き放たれた終章の獣によって蹂躙されたバントーラ図書館。
武装司書達はなすすべも無く蹂躙され、人々は覚めない眠りに落とされた。
そう、世界は、終わりを迎えようとしていた。
何故、こんなことになったのか?
それは、かつての世界の終わりから続く物語で……
『幸福』を巡る様々な物語の行き着く先。この世界の真実が遂に語られました。
武装司書と神溺教団の目的が、何故あんな内容だったのか?
これ以上ないほど明確に答えが示された訳ですが、本当にやり切れない内容ですねぇ。
英雄である苦悩と未来への絶望。本当の救いとは何なのか?
いやはや、広げた風呂敷をしっかりとまとめ上げる内容に圧倒されましたねぇ。しかも、最後の最後でアレに繋げたのは絶妙すぎます。
次巻で完結となりますが今から待ち遠しく思います。
てなところで次は『荒瀬はるか、容赦なし!』です。