熊谷雅人・著、魚・イラスト、 MF 文庫 J 。
8月24日(月)読了。

竜弥は人知れず化物を退治する退魔師の名門、山伏家の血筋だった。
だが、高校に入学する今まで、まったく化物を退治したことのない落ちこぼれでそのことにずっとコンプレックスを持っていた。
そんな彼は高校の入学式の日、旧校舎で二人の少女と偶然出会う。
それが、転機だった。
気がつけば「化学・物理部」という謎の部活に入部させられ一年生ながら部長をつとめる荒瀬はるかにこき使われることになって……

『ネクラ少女は黒魔法で恋をする』の作者の本当に久しぶりの新作ですな。
今作は、前作とはまた違った形のコンプレックスを克服していく御華詩になりそうな雰囲気ですね。強引なヒロインに振り回されるというか半ば隷属させられながら成長していく、とかそんな感じ。全体的に手堅い印象ですが、安心して読めますな。
あ、あと、はるかは眼鏡をはずさないことを祈ります。

とまぁ、そんなところで次は『天川天音の否定公式』です。

荒瀬はるか、容赦なし! (MF文庫J く 2-6)

熊谷 雅人
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2009-07-25