松野秋鳴・著、 QP:flapper ・イラスト、 MF 文庫 J 。
9月2日(水)読了。

バレンタインでの事件から二週間ほどが過ぎた頃。
太郎と嵐子の間にはぎこちない空気が流れていた。
伝えられた嵐子の言葉、それに対して答えられない太郎。
一方では一向に改善しない太郎のドM体質に業を煮やした美緒先輩の『治療』も一層過激となっていた。
こうして、太郎は心身共に激しい消耗を強いられる日々を過ごすこととなって……

前巻の最後で大きな動きがあって、その流れがどう結実するのか? それが見所の第8巻でしたな。
ドM体質と男性恐怖症。その対比と共に、取り巻く人達も強烈な個性を持った人々。
でも、みんなそれでも本質は高校生の男女な訳で。
その辺りが上手く描かれてるような気がします。
太郎と嵐子を軸にしながらも、その裏で先輩は先輩で素直じゃなくて。
そんなあれこれの結果、今回の引きは大分気になる引きだったので次が楽しみです。

てなところで次は『狂乱家族日記 番外そのご』です。

えむえむっ! 8 (MF文庫J ま 1-11)

松野 秋鳴
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2009-07-25