大迫純一・著、BUNBUN・イラスト、GA文庫。
9月15日(火)読了。

一人の少女が母を失った。
その哀しみも束の間、葬儀が終わるや、引取先へ向かう飛行機へと乗せられていた。
だが、その飛行機は目的地へ辿り着くことはなかった。
得体の知れない何かに襲いかかられ、空中分解の末に墜落したのだ。
絶望的な状況下で、ただ一人の生存者が居た。
偶然通りかかったという精霊に救われた彼女の名は、マティア・マチヤ。
その精霊の名は、マナガリアスティノークル・ラグ・エデュライケリアス。
これは、マナガとマティアの出会いの物語……

ううん、本当、引き込まれますねぇ、黒のポリフォニカ。
マナガとマティアが如何にして出会い、そして信頼関係を気付いていったのか、その過程が描かれます。
あと、死体安置所の主でもあるサダメキ(イデ)・ティグレアも忘れてはいけませんね。彼女とマティアの深い関係もやはりここに起因しているのですな。

これで、過去を語る準備が出来たようで、いよいよマナガの謎が次で明かされることになりそうです。思わせ振りに語られてきた罪、異形の理由、それらが何なのか非常に続きが楽しみです。

てなところで次は久々青のポリフォニカ『神曲奏界ポリフォニカ こんふゅーじょん・ぶるう』です。

神曲奏界ポリフォニカ プロミスト・ブラック (GA文庫)

大迫 純一
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2009-08-15