速水秋水・著、玲衣・イラスト、 GA 文庫。
9月24日(木)読了。
虚言と姦淫を司りながら、純愛を求め、手に入れた魔神カルマ。
虚言を捨てて誠実を、姦淫を捨てて一筋に、人間の少女、カナデを愛することを決意する。
だが、自身の存在を否定するその行為は自らの身を蝕むこととなる。
命か、愛する女性か?
折しも、天界側の不穏な動きがある中、カルマはカナデ達と共に九条家の別荘へ遊びに行くことになったのだが……
これは、上手いこと設定を活かしていますねぇ。虚言と姦淫を司る魔神が純愛を求めるという矛盾がよく描かれていたと思います。しかし、やっぱり、この流れだと某黒魔法少女の直立不動隷属イエッサーな悪魔を思い出します(;^^) まぁ、テーマが被ってると言えば被ってますから仕方ないですが。あと、カリバン卿楽しいなぁ。何か悲惨な立ち位置のようで美味しい役回りですねぇ。
最低限、3巻は出そうなので続きも楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『みにくいあひるの恋』です。