早矢塚かつや・著、きくらげ・イラスト、一迅社文庫。
10月27日(火)読了。

『邪眼ノート』は世界創造の力を持つノート。
寛二を始めとする第二文芸部の面々は自らが生み出した世界、クラフティアの神となる。
かつて産みだした世界に呑まれた伊緒の兄を見つけ出すため、そして、以前の悲劇を繰り返さないため、外なる神々の侵攻からクラフティアを守り続ける寛二達。
だが、それをあざ笑うかのようにあの邪神が現れて……

確かに見方によっては『第二次超神様大戦α』な現実世界と神話世界を横断する物語第二弾!
今回は、北欧神話+クトゥルフ神話と言った趣です。ラグナロクを控えてラブコメをする大地神とかスケールがでかくても問題は身近なノリが中々に楽しい作品であります。で、神話ごちゃ混ぜなんであの神が出てきてあの台詞を…… 葉月先輩と同時に思いっきり突っ込むと共に確かにあのシチュエーションなら表現はともかく内容的には間違っていない絶妙なタイミングに爆笑でした。神話世界でそうそうたる神々と闘いながらも根底はラブコメという妙なバランスも素敵ですねぇ。今回は次に向けての伏線も多く出てきたので次が楽しみです。

てなところで次は『森口織人の陰陽道巻ノさん』です。

文芸部発マイソロジー (2) (一迅社文庫)

早矢塚 かつや
出版社:一迅社
発売日: 2009-09-19