猫砂一平・著/イラスト、角川スニーカー文庫。
1月19日(火)読了。
第12回学園小説大賞《大賞》受賞作。
三号は、新入生のための部活勧誘会で偶然にも心霊研究会の勧誘に引っかかってしまった。
偶然にも、幽霊が見えたからだ。
潜在的な霊能力を見込まれて『心霊研究院三号童子』という名前を与えられた彼は心霊研に入部することに。
心霊研が何をするところかさっぱり分からない三号だが、なにやら幽霊と協力してレースに参加するようで……
いやはや、中々設定の面白い御華詩でしたねぇ。この『老婆走《ババアレース》』にまつわる設定の数々は色んなモノをごちゃ混ぜにしながら上手いこと噛み合ってて、今後も色々と発展性がありそうですな。全体的にそつなくまとまっていて、気軽に読んで楽しめる、そんな作品でした。リサのキャラは色々無茶してますが、これはこれで魅力的なヒロインと言えましょう。まぁ、本当のヒロインは正直読経あるなぁってキャラですが(;^^) まぁ、いきなり巻数が付いてるんでまた続きも読んでいきたいと思います。
てなところで次は『狂乱家族日記 拾弐さつめ』です。