鳥羽徹・著、戸部淑・イラスト、 GA 文庫。
1月29日(金)読了。
幻獣達が住まう島、オルキヌス。
様々な種族達の間で起こる問題を調停するのが調停員の仕事だった。
新人調停員の稲朽深弦はいくつかの問題を解決していたが、とある事情でもっと功績を残す必要があった。
だが、近隣の問題はあらかた片付いてしまっている。
そんな折り、山向こうにオルキヌスが珍しく街を創っているという情報を得る。
オルキヌスが集まれば何かしら厄介事も起こっているだろう。
そうして、同期のセシルと共に仕事を求めてオルキヌスの街を目指す深弦だったが……
幻想世界の住人達が好き勝手に暮らす島での御華詩。
暴力に頼らない、問題解決を主眼に置いているのでほのぼの平和な雰囲気がやっぱり楽しいですねぇ。
今回は、調停員としての深弦の在り方を問いながら、オルキヌスの街を取り巻く情勢を上手く絡めていい展開でした。前回同様、小ネタを上手いこと伏線として使って綺麗に収束するのは読んでいて気持ちいいですな。次も楽しみです。
てなところで、次は本日発売の『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disk4 』です。