速水秋水・著、玲衣・イラスト、 GA 文庫。
2月2日(火)読了。

夏休みも終わりが近づいたある日のこと。
純愛を手に入れ人間界に暮らす虚言と姦淫を司る魔神カルマの元に、一人の少女が現れる。
そして、カルマの最愛の女性、カナデの面前で、とんでもない爆弾を投下する。
「会いたかったですの、お父様!」
まさかの隠し子の登場にカルマは……

虚言と姦淫を司りながら純愛を求めたカルマを軸としたラブコメ(?)第三弾。
隠し子を名乗る少女の登場でカルマの周囲の女性陣が引っかき回されてとかそんな御華詩。
魔神を主人公に据えながら、だからこそ逆説的に愛情だの何だのが浮き彫りのされるのは相変わらず面白い構図ですねぇ。
今回は『隠し子』という主題で『家族愛』ですな。ただ、歪んではいますが、これはこれで作品の根底にある設定が活きていたとも言えますね。
……って、改めて考えるとこのタイトルって既に形骸化してるんですよね(;^^) だからかは知りませんが次でラストらしいんで最後まで読みたいと思います。

てなところで次は『月見月理解の探偵殺人』です。

純愛を探せ!3 (GA文庫)

速水 秋水
出版社:ソフトバンククリエイティブ
発売日: 2009-12-15