志瑞祐・著、上田夢人・イラスト、 MF 文庫 J 。
2月16日(火)読了。
偉大なる建築士、マイスター・ストランゼンのただ一人の徒弟、リンツ=レンハイトは逃げていた。
いきなり、我が身を襲った悪夢のような事態。
何とか追っ手をやり過ごすも、限界が訪れる。
いよいよ、逃げられない。
絶望がリンツの心を支配しかけたとき、彼の目の前には美しい城を思わせる少女が現れ……
新シリーズ開幕。城に宿る精霊的存在としての〈城姫〉の概念は非常に面白いですねぇ。
端的に言えば、城の擬人化。城の特性を特殊能力にしていたりして、その発想が面白いですねぇ。
また、周辺の設定として建築に魔法的要素を加えた〈建奏術〉など、建物、とりわけ城砦をテーマとした世界観が新鮮でした。これは、先が楽しみなシリーズです。
……いや、正直、ドルイドさんももっと読みたかったんですがね(;^^)
てなところで次は『三流木萌花は名担当!2』です。