十目一八・著、すまき俊吾・イラスト、GA文庫。
3月20日(土)読了。
実質的には時雨が統治する実験都市、岸扇町。
樹理は、身分を隠してその町で暮らすこととなった。
そんな彼女の護衛に付くのは、時雨の部下である三人の娘達。
個性的な彼女たちに振り回されながらも、家族として楽しく過ごす樹理だったが、街には不穏な企ての陰が忍び寄っていて……
何というか、前作が序章でここからが本編、といった感じですな。魅袖が主人公ということですし。
世界観的には、こういった特殊な力を持つ人間を受け入れる環境として街一つ用意したことで色々と動きやすくなった雰囲気ですな。ここが舞台となって暫くは物語が進んでいくのでしょう。受賞作の2巻として、綺麗に話を持って行ったなぁ、という印象です。
てなところで次は新レーベルから『試験に出る竜《ドラゴン》退治』です。