山形石雄・著、前島重機・イラスト、集英社スーパーダッシュ文庫。
3月6日(土)読了。
武装司書もことごとく倒れ、絶望の魔王による世界の滅びは目前に迫っていた。
世界は滅びるべきである。
絶望の魔王の意志は絶対だ。
しかし、それを食い止めようとする者達がいた。
一人ひとりは小さな力かもしれない。
だが、彼ら彼女らの思いは滅びを防ごうと……
戦う司書の物語も遂に完結。重厚な世界観の中で『幸福』を巡って繰り広げられた様々な物語がどう落ち着いたのか?
それは、読んでのお楽しみでありますが、本当、サービス精神満載で、途中からもうぐいぐいと引き込まれてしまいました。
これまでの積み重ねが結実して、素晴らしいラストだったと思います。語りたいけどことごとくネタばれるのでもどかしいですが、何度も何度も驚かされ喜ばされながら物語を追うのは幸せな一時でした。また、次回作にも期待したいと思います。
てなところで、次は『耳刈ネルリと十一人の一年十一組』です。