本田透・著、桐野霞・イラスト、 GA 文庫。
3月11日(木)読了。
お互い好きあっているにも関わらず剣のライトノベル創作の為という条件を免罪符とした暫定彼氏彼女の関係の八雲と剣。
だが、文化祭のイベントで二人は暫定付でも彼氏彼女の関係であることを周囲に認められていた。
そうして迎えるクリスマス。A組B組合同でのパーティーが開催されるという。
この機会に互いの『暫定』を外そうとする剣と八雲なのだが……
タイトル通りなのか何なのか、女子高生ライトノベル作家とその担当編集の従兄弟のラブでコメですねぇ。剣のメンタルの弱さというか面倒臭さはすっかり定番化して、周囲も扱いに困りつつも慣れている雰囲気ですが、やはりすれ違うと言うか。
今回は今までの内容に沿っては居ますがちょっとばかりメタな仕掛けもあったりしつつ、色々と実験的な内容も含んだ御華詩でした。これはこれで面白いというか方向性は定まったようにも思えます。若干、割を食っているゆうなとかの立場が気になったりしますが、まぁ、続きも楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『”文学少女”見習いの、傷心』です。