九辺ケンジ・著、鶴崎貴大・イラスト、GA文庫。
4月20日(火)読了。
第2回GA文庫大賞奨励賞受賞作。

ある日、大滝和己の元に一つのダンボール箱が届けられた。
結構な重さのその箱を開くと、中には綺麗な女の子の人形が入っていた。
何も身につけていないその人形にドギマギしていると、不意に目を開く。
そう、人形だと思っていたのは人間の女の子。
しかも、
「お兄ちゃんっ!」
そう言って、和己に抱きついてきたのだ。
こうして、ダンボール箱で届けられた妹との和己の生活が始まった……

ふむ、物凄く王道な御華詩ですな。住む世界の違い、家族に飢えた感情、そう言ったモノがストレートに描かれた御華詩でありました。まぁ、突っ込み出すとキリがないですが、そう言った部分は気にせず気軽に読むのが吉ですな。世界観的には続けやすい設定なので、予告からどんな話になるか、次も読みたいと思います。

てなところで次は『ゆうれいなんかみえない!』です。

ふぁみまっ! (GA文庫)

九辺 ケンジ
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2010-04-15