むらさきゆきや・著、むにゅう・イラスト、GA文庫。
4月24日(土)読了。
第1回GA文庫大賞奨励賞受賞作。

調敦志は幽霊が見えてしまう体質だった。
だが、他人に見えないモノが見えても変人として見られるのがオチだった。
高校では、そんな自体に陥らないようにしたのだが、通学途中に同じように幽霊が見える少女と出会う。
彼女はかつての敦志のように人前でも幽霊が見えることを隠そうとせず、それを退治することが正しいことだと信じていた。
幽霊が見えることを認めたくない少年と、気にしない少女。
その出会いが、やがて……

ふむ、非常にオーソドックスな御華詩でしたねぇ。人と違う能力を持ったが故の孤立に悩んだ少年が、同じ能力を持つ少女と出会って変わっていく過程、というのが主軸ですな。
ただまぁ、ヒロインが小学生ってところが特異点、ってことですかね。何か消化不良な部分が色々あったんですが、既に2巻が決まっているということでその伏線なんでしょうな。

てなところで次は『ぱんどら2』です。

ゆうれいなんか見えない! (GA文庫)

むらさき ゆきや
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2010-04-15