三門鉄狼・著、白田太・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月10日(月)読了。
セヴィリア率いるルルカ大隊によるローズ・クイーン討伐から数日が過ぎていた。
その報奨として仲間の一人、マリアの連続殺人容疑を晴らすため霧の都『ベイカー』に向かう。
だが、到着早々セヴィリア一行はマリアの古巣の自警団に拘束されることになる。
そこを、侍女のマツダと入れ替わったセヴィリアが切り抜け、ロックと共に捜査を行うことになったのだが……
二冊目と言うことで作品世界の掘り下げとか終わった設定の続きの伏線やらがありますが、基本はマリアの容疑を晴らすための捜査。で、名前と特徴からロンドンがモデルになっているからか微妙にミステリチックな御華詩でした。まぁ、真面目に推理する必要もないレベルですが、ラノベの場合はこれぐらいがいい塩梅なんでしょうねぇ、とかそんなことを感じたりしました。
でも、ロックの馬鹿でエロいけど仲間思いとかベタな設定が活きてて読んでて楽しい御華詩です。今回でまだ続く余地は出ているんで続きも読みたいと思います。
てなところで次は『図書館迷宮と断章の姫君』です。