おかざき登・著、ちゅ・イラスト、 MF 文庫 J 。
5月12日(水)読了。
突如、一つの街を飲み込んで『図書館迷宮』が現れた世界。
それから十六年を経て、『書物』を用いる『読書魔法』を使う適正を持つ子供達が生まれていた。
九条刻馬は、『読書魔法』の使い手を養成する学校に在籍しながら『読書魔法』を忌避している。
そんな彼が、ある日幼馴染みの家で人化した書物の少女と出会って……
うん、迷宮探索の物語であり、本の内容を魔法として用いる設定など、中々楽しいですな。
ダンジョンRPG的な世界観なので、前作よりもリアルに人死にが出たりするハードな世界観ではありますが、根底には前作で見せた優しい空気があってホッとします。シリーズの導入と言うことで未回収の伏線もあったりするので、先ずは次を楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『神明解ろーどぐらす』です。