日日日・著、みことあけみ・イラスト、 MF 文庫 J 。
6月11日(金)未明読了。
『人魚島』での事件の後、陀衣はあひると距離を置き、『妹』の茜子の側にいることにしていた。
茜子は映画研究会で文化祭に向けて制作する映画の脚本を担当していた。
かつて、閏高校であった悲劇を元にしたその映画の撮影を巡り、映研副部長の黄梨花は『三大美少女』の投入を考える。
そうして、半ば強制的に再びあひると近付いた陀衣は……
恋が現実に死に至る病だったらどうなるか? そんな思考実験とも言える『恋の病』を巡る物語第三弾。
今回は、陀衣とあひるを絡めつつも、茜子の親友吟とその兄である風太を中心とする御華詩でした。ただ、そのもって生き方が壮絶というか何というか、可成りえぐい展開でした。まぁ、それも日日日の持ち味の気もしますが、今回はラストがラストだったんで、これをどうハッピーエンドに持って行くのか、楽しみなような怖いような、そんな感じです。
てなところで次は『ラグナ・クラウン3』です。