明月千里・著、 mebae・イラスト、GA文庫。
7月9日(金)未明読了。

都築初の所属する放送部に突如現れた新入部員。
星霧交喙というその下級生は、親友の仇を追っているという。
そして、その仇『ドッペルゲンガー』と呼ばれるスパイが他ならぬ姉の花鶏であるらしい。
奇しくも『ドッペルゲンガー』を月見月理解も追っていた。
彼女に逆らえない初は交喙に協力しつつ情報を得ようとしていたのだが……

ふむ、相変わらず評価が難しいというか、しんどい作品ですな(;^^) まぁ、ミステリとしては露骨にアンフェアなんですが、そこは本格として読もうとする我が身の持病とも言えましょう。真相は予想の範疇というかバレバレなのを、アンフェアな方法で覆い隠していて、最後までその確認作業って印象でした(;^^)

ただまぁ、大がかりな舞台装置を用いた殺人ゲームも、その解決の顛末も、結局は新ヒロインの星霧交喙を活かすためだけの舞台装置に過ぎないと考えればまぁ、理解(字義通りの意味です)は出来るんですがね。読者に推理させる気はあんまりないんでしょうねぇ……

まぁ、なんだかんだ言いながら続きが出たら読むんですがね(;^^)

てなところで次は『無限のリンケージ3~レディ・フェンサー~』です。

月見月理解の探偵殺人 2 (GA文庫)

明月 千里
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2010-04-15