日日日・著、x6suke・イラスト、ファミ通文庫。
4月28日(木)読了。

沢山の狂乱があった。
宴が開かれ、世界の危機は何度も救われてきた。
そして今、またしても世界に多いなる危機が迫っていた。
バラバラになった狂乱家族は、果たして他の家族を救い、この危機を乗り切れるのか……

大・団・円!
てな訳で、長かった狂乱家族の日常(?)物語も遂に完結。うん、これは素敵な御華詩でした。
思えば、このシリーズはとんでもない面子が一同に介して『家族』となったことで、その尊さが際だって描かれる、そんな御華詩でありました。みんな何かを背負っていて、それを乗り越えて、家族になって。その集大成として、本当、気持ちいいラストですねぇ。それ以前に、この巻は最初っから最後までクライマックスの連続で、ちょっとした台詞にもこれまでの積み重ねがにじみ出ていて、目頭が熱くなります。
八さつめが出た頃から読み始めたんで、出遅れてはいますが、最後はこうやって追いつけて良かったと思います。

てなところで次は『U.F.O.未確認飛行おっぱい』です。

狂乱家族日記 拾伍さつめ (ファミ通文庫)

日日日
出版社:エンターブレイン
発売日: 2011-03-30