座敷童子の巫遍は、不幸を放っておけない。
だが、誰かを幸福にすることで、不幸になってしまう人も居る。
そんなことを感じながら、でも、ボケ倒す日常を送る中、突如現れた一人の少女。
彼女は、遍に言う。
――不幸そうね。
今まで、それを言う側だった遍は驚愕しつつも……
幸福ってなんだろう? ってことを問うているのかなんなのか? 緩い中にも何かしら考えさせられる物を秘めて秘めすぎて中々読み取れないけど感じることはできる御華詩第二弾。
主人公の動機付けが言い訳になっていてこの中身が無さそうな漫才にも意味があるんですが、その辺りを考えて読む人がどれだけ居るか…… とはいえ、変則的な妖怪モノとしての視点でも、中々興味深い展開となってきましたねぇ。
あと、全然関係ないですが、百目鬼って見る度に里香ちゃんが思い出されて仕方ない……
てなところで次は『まなかみ!』です。