海空りく・著、純珪一・イラスト、GA文庫。
6月21日(火)読了。
人狼の事件から一ヶ月。
大和は平穏な日々を過ごしていた。
何気ない日常の中、大和は友人達と隣町にオープンする海上テーマパークのプレオープンに参加することになった。
だが、そこは、新たな闇が蠢く場所で……
これまで仄めかされてきたモノが明かされ、物語が大きく動き始める第三巻。
大和や、彼の師の正体、それを巡る陰謀。
大きな風呂敷を広げていますな。
前巻の最後の問題にも答えが示されて、ある意味、ここから本当の物語が始まる、ってところですかねぇ。
ただまぁ、そつなくまとまった感じで、暑苦しいノリはよいのですが、ちょっと盛り上がりに欠けた気もしないでもないです。二つの視点であれこれ詰め込み過ぎて、バトルの方が急ピッチに進みすぎたってとこかもしれませんな。
とは言え、ここから、ですんで次も楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『伝説兄妹2~小樽恋情編~』です。