明月千里・著、 mebae・イラスト、GA文庫。
7月21日(木)読了。

かつて、初と理解が出会う切っ掛けとなった『探偵殺人ゲーム』。
そこに突如現れた《グラウンド・ゼロ》という絶対の強者。
百連勝という考えられない結果を出したその存在は、いつの間にか初の妹、遥香に繋がっていた。
どうにか、妹を救おうとしている内に《グラウンド・ゼロ》が主催の『探偵殺人ゲーム』の大会に参加することになって……

ここにきて原点回帰とも言える『探偵殺人ゲーム』に戻ってきた第四巻。
これまで、ずっと遠ざけてきた、それでも大切に思っていた妹の遥香が初達と同じ舞台に上がってくることで、大きく物語は動きます。うん、やっぱりタイトル通り『探偵殺人ゲーム』絡みの方がしっくり来ますねぇ。これが、この作品の持ち味なのでしょう。ちょっと『探偵殺人ゲーム』を【やってみたい】よりも【作りたい】と思ってしまうのがシステム屋としての性か…… まぁ、誰か先人がいそうですが。

てなところで引き続き最終巻『月見月理解の探偵殺人5』です。

月見月理解の探偵殺人 4 (GA文庫)

明月 千里
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2010-12-14