望公太・著、晩杯あきら・イラスト、GA文庫。
9月27日(火)読了。
第三回GA文庫大賞優秀賞受賞作。
ある日、紫藤は死のうと思った。
自殺、である。
自分の死のタイミングは自分で決めたい。
思い立ったが吉日。
酒の勢いも手伝ってネットで見付けた『自殺屋』に電話していた。
果たしてやってきた自殺屋に、彼は自殺を依頼するのだが……
これは、有り触れているといえば有り触れたテーマではありますが、上手いこと料理していますねぇ。
前向きな自殺、というのも変な表現ではありますが、そんな感じで読後感は爽やかでさえあります。
余り詳しく語るとネタバレにはなりますが、構成がいい感じでありますねぇ。
あと、元委員長が中々ポイントの高いキャラでありました。
てなところで、次は『法石姫~クロイハナトナクシタナマエ~』です。