中谷栄太・著、シコルスキー・イラスト、GA文庫。
9月19日(月)読了。
第三回GA文庫大賞奨励賞受賞作。

運び屋のリュウが依頼人の元へ辿り着いたとき。
そこにあったのは珪素生物の死体だけだった。
だが、依頼は完遂せねばならない。
運ぶことを依頼された、ブツをどうにかしようと思った矢先、その中から一人の少女が現れた。

――あなたが私の……おとーさん?

かくしてリュウは、色んな意味での『荷物』を抱えることになって……

タイトルは今風といっていいのか、一歩間違えばオオダイラ文体的なものではありますが、実のところ端的に作品テーマを表現していて読み終わると『なるほど』という作品でありました。全体的には、まぁ、定番のSFに幼女をプラスしたような感じではありますが、手堅くまとまっていた印象です。ただ、視点にする人物が多く若干話が散漫になりがちだったような気もしないでもないですが(;^^) とは言え、負けは負けなのであります(謎

てなところで次は『のうりん』です。

おとーさんといっしょ! 少女とメガネとハイペリオン (GA文庫)

中谷 栄太
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2011-04-14