夏希のたね・著、犬洞あん・イラスト、GA文庫。
1月31日(火)読了。
霊力を持たない落ち零れ退魔師の影森和樹。
だが、実は特殊な力、『童気』の持ち主でもあった。
その力は、しかし退魔師としては異端の力。
だから彼はその力を極力隠しながら、従妹で強大な霊力の持ち主である払間ヒカリと共に変態的な妖を退治するバイトをしていた。
そんなある日、ヒカリの中学時代の親友が訪ねてくるという。
そうして訪れた結城小杜子はヒカリとの再会を喜ぶも、ストーカーに悩まされているということで……
落ち零れというか異端の退魔師の鈍感少年を巡るラブコメ、といったところですな。
今回は、まぁ、予想のつくオチではありましたが、最後のヒカリの言葉に繋がる布石として機能していたように感じます。というか、本編よりも序盤のつかみの鎌鼬の方が印象に残っているという…… 基本、この作品の妖怪は変態なのですが、無駄に伝承に合わせたどうしようもない行為がかなりツボでありました。
てなところで、次は『ゆうれいなんか見えない!2』です。