明月千里・著、閏月戈・イラスト、GA文庫。
12月4日(火)読了。
正義の味方たろうとした神木凪夜。
だが、彼はかつて罪をおかさんとしていた。
大切な者を守るために悪をなさんとしていた。
それは、結局は未遂に終わった『仕事』として過去へ。
『グランド・クロス』が近づいた今、世界和平協会《アライアンス》は魔王の争いを止めるため、調停のサミットを開かんとしていた。
だが、そこで過去が再び彼の前にやってくる。
祀桜イチナ。
夜の願いをかなえる代償の『仕事』をする家の次期党首。
こうして、魔王達を巡る物語は佳境を迎え……
色々と急ぎ足ではありましたが、ひとまず終結、という感じですな。
『世界使い《ルーラー》』の設定は中々楽しいというか、夜の能力は色々と応用が利いてまだまだやれることは在った気もしますが、まぁ、こうして一段落した今、それは言わぬが華でありましょう。こういう形で終わる物語もあれば始まる物語もあるわけで、次を楽しみにしたいと思います。
てなところで次は『悪の教典 上』です。映画行く前に読みたいので上下巻続けて読む予定。