弥生志郎・著、基井あゆむ・イラスト、MF文庫J。
2月2日(土)読了。
第八回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作受賞作。

柊木樹は、しっかりした妹が居て、親友が居て、そして、女の子と結ばれてきた。
だけどそれは、繰り返される日常の世界。
以前プレイしたゲームの内容と同じだということに気付いていた。
抜け出せないループの中、突然現れた新ヒロイン。
彼女との出会いが、樹の日常に変化をもたらして……

なるほど。ギャルゲーの性質を利用したループモノ、疑似タイムリープとも言えますな。
まぁ、某作を彷彿とさせる展開ではありますがそれはタイムリープのお約束とも言えますし、この物語自体がお約束の集大成とも言えるので、そこを突っ込むのは無粋でありましょうな。
まぁ、でも、なんでギャルゲー世界なのに眼鏡っ娘いないの? そこだけが納得がいきせんでした。攻略ヒロインに最低一人、出来るなら『終末の過ごし方』の比率が理想でありますが……って、描かれなかっただけで残りは全員眼鏡っ娘という可能性も否定できないですな。希望は捨てるべきではありません、とかそんな御華詩でしたしね。

あと、このタイトルを聞くとどうしても本気は素敵でどんなときでも欲しいモノを見つけたら照れたりしないようにとか思ったりする訳です。まぁ、年代的なものでしょうが(;^^)

てなところで次は『木崎くんと呼ばないで!2』です。

ドリーミー・ドリーマー (MF文庫J)

弥生志郎
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2012-10-24