白鳥士郎・著、切符・イラスト、GA文庫。
4月29日(月)読了。

遂に現れた最後の寮生、ナタリー!
だが、その姿はすっかり変わり果てていた。
帰国している間に成長期を迎え、すっかり大人の体になった彼女は、耕作に迫る!
かつてない危機を感じて迎え撃つ農と林檎。
果たして、彼女たちの行く末は如何に!?

……と、大体こんなノリで始まってパロディの多用や悪ふざけも多いながら、全編通して農業を真面目に考えているシリーズ第六弾。

今回も、耕作達の日常の中に農業に関するあれやこれやが含まれ、特に今ホットな話題にも触れられていました。農業と経済の話は今までにも取り扱われていましたが、まぁ、グローバルなあれの話ですな。ともあれ、外野が表面的な部分で語るのとは違った切り口で、現場の人間から見える一つの見解として非常に興味深い内容でしたねぇ。

ただまぁ、これだけ真面目な話を扱うにはこれぐらいはっちゃけないといけないのか、というのがライトノベルの一つの業かもしれない、とかも思ってしまう今日この頃。ベッキー、人間やめて久しいなぁ……

てなところで次は『ベン・トー10~恋する乙女が作るバレンタインデースペシャル弁当~』です。

のうりん 6 (GA文庫)

白鳥 士郎
出版社:SBクリエイティブ
発売日: 2013-04-13