アラウラ・著、赤井てら・イラスト、オーバーラップ文庫。
5月14日(火)読了。

ユリは、前向きだった。
例え両親が多額の借金を残して姿を消してしまったとしても。
その借金を返すために、銃を握ることになったとしても。
生きることを選択した。
かくして、裏仕事のチームに配属されることとなる。
だが、初仕事はなんとも珍妙なものだった。。
なんでも、あのバーガーショップのマスコットキャラをぶっ殺すということで……

北海道が独立してたり群馬と栃木が扮装してたりする、ちょっとおかしな日本を舞台とした銃を握った少女の物語……色々と容赦ない展開ですが、うん、こういうのもいいですな。銃の知識はほとんどないですが、それでも雰囲気は掴めるぐらい濃いバトル描写でありました。

まぁ、それで戦っている相手がドナル……げふん……ロナウダ・ワックマインドというピエロというのがシュールで、怖い。なんとも酷い世界ではありますが、この世界でユリがどうなっていくのか、読んでみたいと思える御華詩でありました。

てなところで次は『ヴァルキリーワークス』であります。

デスニードラウンド ラウンド1 (オーバーラップ文庫)

アサウラ
出版社:オーバーラップ
発売日: 2013-04-24