九條斥・著、えむけー・イラスト、MF文庫J。
6月10日(月)読了。

アンジュ達と共に戦った世界から離れ、三年の月日が流れていた。
もう、いくつ目か解らない世界の渡航。
だが、今度の世界は、特別だった。
何せ、辿り着いた場所。
そこは、アルの実家だったのだから……

根底の要素をつなぎ合わせて、一つの区切りを付ける物語、でありましたな。これで終わりのようで、まだ続くようで、そんな御華詩。展開的にはまぁ、予想通り過ぎる王道展開で、その上でちょっと急ぎ足であっさり風味だったようにも思いますが、数多の戦いの一つと考えればこんなものなのかもしれません。

それよりも何よりも、ヒロインが出てこないのはどういうことだ? おかしい、この作品のヒロインはアンジュさんだと信じて疑っていないんですが、もしかして、ちょっとばかりミステイク? まぁ、いい。真実はいつも己の心の内に。

てなところで次は『リーディング・ブラッド 最強の血統』です。

ディバースワールズ・クライシス2 (MF文庫J)

九條斥
出版社:メディアファクトリー
発売日: 2013-05-23