緋月薙・著、三嶋くろね・イラスト、HJ文庫。
12月18日(木)読了。
平凡な高校生、倉橋和希。
彼の前に突然、魔王の娘と名乗るリアーナ・イルム・ルアリアが現れる。
魔王女というだけでもトンデモな話な上に、自分が勇者の末裔だと聞かされてポカン……とするでなく、元中二病の血が疼いたとか疼かなかったとか。
かくして、両親の計らいで同居することになったリアは、なんだか和希に好意的で、和希もリアに惹かれていって……
なんというか、バトル……うん、間違ってない。劇甘ですが。
異世界からやってきた魔王の娘が、という定番のネタで、ベタな要素の組み合わせではあるのですが、変に捻らずにストレートにラブコメしてるのが気持ちいいですな。劇甘ですが。
あと、和希の能力によるステータス表示が一粒で二度美味しい感じがあって楽しいですねぇ。中二病的なルビを逆手に取ったというか、ルビじゃ無い方が駄目なのに魔眼としての能力をこの上無く発揮して色々見抜いてしまうというか。劇甘ですが。
また、裏で進行している異世界の動向がなにやら焦臭い予感があって、今後に期待です。劇甘ですが。
とまぁ、相変わらず胸焼けしそうな甘みですが、今後の展開が楽しみです。
てなところで次は『反抗期の妹を魔王の力で支配してみた。4』です。