羽根川牧人・著、片倉真二・イラスト、富士見ファンタジア文庫。
1月30日(木)読了。
第25回ファンタジア大賞金賞受賞作。
邪禍と呼ばれる存在に家族を奪われた銅宮クウゴ。
彼は両親の遺志を継ぎ、『心空管レトロアクタ』を完成させるべく心空管を用いた機器開発に従事する管律技師を目指していた。
だが、そんな彼の前に現れた道は、ビートガジェットと呼ばれる武器を手に戦う心空機士への道だった。
何と管律技師との両立を目指す彼だが……
電気文明に変わる新たなエネルギーとして心空子を用いた文明を築いた未来の物語。一応、ジャンル的にはSFな気もしますがまぁ、レッテルに意味はなく。でも、最近SF付いてるので、興味深い世界観でありました。
物語的には、王道ですな。ゆえに、若干予定調和的なところは否めないですが、世界観の提示とキャラクターの掘り下げしてたらこのページ数では急ぎ足になるのも致し方ないところもありましょう。キャラ的には、どうしてもツグミに目を惹かれますが、カナエさんもよいキャラですねぇ。ギルグリンみたいなキャラも、結構好きだったり。
まだまだ始まったばかりなので、続刊期待します。
何はともあれ、デビューおめでとうございます。
てなところで次は『リーディング・ブラッド3~鬼神の因果~』です。