冬木冬樹・著、H2SO4・イラスト、MF文庫J。
5月17日(土)読了。
第6回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作受賞作。
貴樹和貴の隣人、田辺川涙は魔法少女☆仮免許だった。
唐突に告げられた事実と共に、更に追い打ちを掛けられる。
和貴は、涙の使い魔とされてしまった。
使い魔となると、魂本来の姿になるという。
和貴は、気がつけば狼の姿になり、それが自然であると認識する。
そこに現れる、もう一人の魔法少女☆仮免許、水粂水萌。
彼女も、和貴を使い魔にしようとするのだが……
並行して積み本消化する中で読了。
人間の魂の形。本来の姿。そういうのと神話のあれこれが絡む御華詩でありますな。ヒロインの構図としては、やる気のない才能とやる気のある技術。非常に分かり易い配置でありまする。
魔法少女の考証としては、スタンダードというか、既にスタンダードが有り余る程度に出尽くしていますが。ヒロイン二人と主人公の関係に絞ってまとまった物語でありました。まぁ、続刊ではどうなるか、引き続き読み進めます。
てなところで、次はこの続刊も読みつつ『神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール3』です。